【白井さんのエッセイ】緊急事態宣言が解除になって・・・

2020年06月01日

 緊急事態宣言が解除になって、ビクビクしながらもいろんな対策がたてられ、お店や街はまた少しずつ動き出し、コロナウィルス後の新しい暮らしが始まりました。

巣ごもり生活の間に料理に目覚めた男性の話をうかがいました。


【白井さんのエッセイ】緊急事態宣言が解除になって・・・

 テレワークの彼は「時間があるんだからお昼は自分で作ってみたら?」と奥さんに言われたそうです。突然の提案。料理は作ったことがない・・・。せいぜいカップ麺のフタを開けて沸かしたお湯を入れて待つぐらい。
彼女からの最初の指示は「鍋に湯を沸かし、インスタントラーメンの袋をあけて入れて、焼き豚とネギを入れる」。タイミングは自分で考えて・・・。ウン?と戸惑いながらも、ちょっと成功!一歩前進です。
次は「生の豚肉を切って塩こしょうをして、ニラともやしを仕上げ前に入れる」。さて完成した料理を一口食べるとこれがおいしい!心が躍ります。小さな成功が自信になると、面白くなって、今やレトルトカレーに炒めたきのこと牛肉を加えて煮る。きのこはやっぱりマッシュルームかな、なんてやる気満々になってきています。
彼をその気にさせたのは褒め上手の妻。彼女によると「妻はひたすらガマンの3日間でした」とのこと。袋をあけてラーメンに焼き豚と野菜を切って入れるだけで、なんでこんなに散らかるの!引き出しはアチコチ開けてゴチャゴチャのまま!すべて飲み込んで、笑顔、笑顔。
近頃の彼は、高い食材を買おうとします。ますます調子に乗ってきています。彼女は言いました。「メインの料理に力を入れるのもいいけれど、毎日の副菜をいくつか作ると、食卓は豊かになって、栄養のバランスもいいのよ。財布にもやさしいし」と・・・。料理の道はまだ半ば・・・。これもまたコロナ後の新しい暮らしの始まりです。


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