【エッセイ】緑の風が気持ちいい季節です。

2018.05.11

 緑の風が気持ちいい季節です。「あ~気持ちいいなぁ」と感じ、「うれしいなぁ」と感謝する。小さな幸せがちょっとずつ積み重なって毎日がなんだか楽しくなる。そんなささやかなお話を・・・。


 先日、長く出演しているNHKのラジオ番組でもお話したのですが、新しくできた若いお友達は、去年近所に引っ越してこられ、まだだっこが中心の赤ちゃんと幼稚園の坊やのお母さんです。ある日風邪をひいて熱っぽいことが分かりました。「待ってて、仕事が終わったらご飯作って持っていってあげるね。」と告げ、約束の時間より少し遅れて「ごめん、ごめん・・・」とチャイムを鳴らすと、まだポーっとした感じの彼女が赤ちゃんをだっこして「助かりました。本当にうれしい・・・。ありがとうございます」とおかず2~3日分を受け取ってくれました。なんだか私の心がふんわりあたたかくなりました。

 昨日の出来事です。お昼から降り始めた雨が段々と強くなってきて、阪急芦屋のタクシー乗り場は長蛇の列です。早めに出てきたつもりですが待つこと30分。これでは約束の時間に間に合いそうもありません。友人にメールをし、レストランに電話をかけ事情を話して、アペリティフを飲んでおいてもらうようにしました。私の慌てる様子を察してくださったのでしょうか。「どちらですか。方向が同じなら車に乗られませんか」「わぁ!助かります。ありがとうございます。」

 「ありがとう」よりも「助かります」が先に口について出てくる時、親切をプレゼントした人もされた人も幸せになれるんですね。そのあとも雨の中、車中での見知らぬ方の笑顔が忘れられない食事になりました。感謝です。


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