東洋ナッツの商品の中でも特に人気のシリーズ「焦がしキャラメルナッツ」。
これまでに発売した商品は「アーモンド」「カシューナッツ」「マカデミア」「ピカン」の４種類で、これまでに多くの方に召し上がっていただき、大変ご好評をいただいております。

前回の前編では、誕生のきっかけとなったイベント出店などについてご紹介しました。
今回の後半では、「焦がしキャラメルナッツ」が定番・人気商品になっていくまでの裏側をお届けします！

今までにない新しい製品。開発は難航……

神⼾ルミナリエ協賛事業「踊る！光のファウンテン」に出店して2年目、昨年同様にキャラメル掛けをしたミックスナッツは大好評！この勢いのまま、いざ、商品化へ！
……とはいかず、実際にはさまざまな苦労がありました。当時、キャラメルコーティングナッツ製品自体が珍しく、量産化の製法開発は困難を極めました。一粒一粒ほぐせずに塊になってしまったり、すぐにべたついて包装できなかったり。なんとか作れたとしても、コストが高く、お客様に手に取っていただける価格に設定できなかったり。
また、社内での風当たりも強いものでした。弊社の製品ラインナップは、塩味などシンプルなものばかりだったので、当時の社員はキャラメルナッツに抵抗があったのです。「こんなにきつい風味をつけては、ナッツの味がわからなくなってしまう。」「この商品に、そこまで投資する価値があるとは思えない。」未知のチャレンジに、不安の声は相次ぎました。
逆風を受けながらも、プロジェクトメンバーを支えたのは、ルミナリエやイベント販売でのお客様の笑顔や喜びの声でした。「もっと多くの人にこの商品を届け、ナッツの新しいおいしさを楽しんでもらいたい。」その一心で、何度も試作を重ね、工夫を凝らしました。そして、開発着手から約2年。コストを抑えつつも、⼀粒⼀粒きれいなコーティングで、べたつきにくく、おいしい製品を完成させることができたのです。

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量販販売開始！評判は！？

2017年3月、「上席者が東洋ナッツ食品の素焼きアーモンドの大ファンで、何か製品を出して欲しい！」（※前編参照）との依頼をいただいた大手通販会社にて限定的にテスト販売を実施した結果、バイヤーより販売数・購買者の反応共に申し分なしと高評価を獲得。
また、量販販売については2017年9月に開始しました。生産数量も限られており、当時の営業担当者が「高付加価値商品」であることを大事にしたいという思いがあり売り先を限定して販売。日々の受注管理や、生産管理などにも細やかに対応し、大切に商品のブランディングを行ってきました。

商品とイベント出店の２軸でさらに飛躍！

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3年目の「踊る！光のファウンテン」出店、アーモンドフェスティバルでは、引き続き人気商品としてX（旧ツイッター）やインスタグラム等での口コミが拡散し、弊社のイベント出店では無くてはならない看板商品に。
それに伴い商品もとても好調を博し、ついに工場に専用製造ラインを建設し増産体制に。その結果、生産量は増大し取扱店が急増！2019年には、増産ラインのキャパシティー上限まで販売量が増え、とても沢山の方に「焦がしキャラメルナッツ」を味わって頂ける機会が大きく増えました。

「焦がしキャラメルナッツ」シリーズに新たな商品が登場！！

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これまで、「焦がしキャラメルナッツ　アーモンド」「焦がしキャラメルナッツ　カシューナッツ」の２商品で展開していましたが、2022年3月に「焦がしキャラメルナッツ　ピカン」、同年9月に「焦がしキャラメルナッツ　マカデミア」が登場！

■開発者のことば
「同じキャラメルナッツに見えますが、実はけっこう製法を考えています。ひとくくりにナッツといっても、性質やかたちが違うので、それぞれに適したレシピを作らなければいけません。ピカンとマカデミアのキャラメルコーティングは、アーモンドとカシューナッツのレシピでは作ることができませんでした。完成されたレシピをイチから見直し、このために新しい機械も購入しました。配合や温度調整にはとても苦労しましたが、両商品とも約1年の歳⽉をかけて、やっとの想いで完成しました。」
こうして現在、アーモンド・カシューナッツ・マカデミア・ピカンの4種類が販売されています！

まとめ

「焦がしキャラメルナッツ」の知られざる開発秘話や裏話はいかがでしたでしょうか。
今回の記事を書くにあたり、商品に携わった担当者たちに沢山話を聞いたのですが、どの担当者もこの商品に対する想い入れと愛情がとても凄く、改めて「焦がしキャラメルナッツ」の愛着が深まりました。

これからも「焦がしキャラメルナッツ」をはじめ、皆さまに愛していただけるように日々試行錯誤を繰り返して美味しい商品を作っていきますので、よろしくお願いします！

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