ダイエットのお供にナッツはいかが!?

2022.05.19

「今年こそ痩せよう!」「夏までに痩せたい!」と思っても、毎年なかなか上手くいかないのがダイエット。。。

コロナ禍で外に出る機会も少なくなり体重は増える一方だという方も多いのではないでしょうか。

そんな中最近は、リンゴ酢やオートミール、しらたき、サラダチキン、豆腐バーなど体にもよくヘルシーな食品を取り入れたり、米や麺をヘルシーな食品に置き換えたりと食事を工夫するダイエットに注目が集まっています!

ナッツは単体でも他の食品と組み合わせるにも取り入れやすく、ダイエット時に取り入れる食品としても人気!
ではなぜナッツはダイエットと相性が良いとされるのでしょうか!?

今回も東洋医学・漢方医学に精通する工藤内科院長、工藤孝文先生にナッツの魅力を沢山教えていただきました!
 



手のひら一杯分でも低糖質!ナッツの脂質の大半は体に良いと言われる脂質!

雑誌やインターネットなどで「ダイエットのお供にナッツがオススメ!」と書いてあるけど、ナッツは脂質が多くて高カロリーなのになんでダイエットにおすすめなんだろう?と思う方も多いと思います!

実は、そこがナッツの魅力であり優れたパワーであると先生は言います。

「確かにナッツ類には脂質が多いのですが、その多くは体内に蓄積されにくい不飽和脂肪酸。脂質が豊富なので少量でも満腹感を感じやすく、腹持ちもよいので、ナッツを食事に取り入れると、一日の中で食事全体のカロリーを抑えることにつながります。(※1)」

さらにダイエットの"天敵"でもある糖質がナッツ類には少ないこともダイエットに向いている要因の1つだそう!

「ナッツ類は低糖質です。種類にもよりますが、手のひら一杯分だと約25グラム。この中に含まれる糖質は、アーモンドなら2.7グラム、クルミなら1グラムほど、比較的糖質が高めのカシューナッツでも5グラムほどです。これに対し、一般的な塩せんべい1枚なら12グラムほど、カステラ1切れなら25グラムほどになります。塩せんべい1枚、カステラ1切れでは、おやつとして満足感を得るというほどではないでしょう。でも、手のひら一杯のナッツなら、前述したように脂質が豊富で満腹感を得やすいことに加え、しっかり噛むこととも相まって満足度が高くなります。(※2)」

この先生のお話から見ても、いかにナッツ類が低糖質であるかということは一目瞭然ですね!ダイエットでは食べる量だけではなく「質」も大事なんですね!

糖質の代謝に必要なビタミン!?

いくらダイエット中といえどもお米や麺といった炭水化物をある程度取らないと、辛いダイエットとなり長続きしないですよね。
しかし!ナッツにも含まれている、あるビタミンが炭水化物などの糖質を効率良くエネルギーに替えてくれる働きをするそう!

「摂取した糖質を効率よくエネルギーに替えることができれば、体内に糖質を溜め込まずにすみます。糖質を代謝してエネルギーに変える働きを助けるのが、代謝のビタミンという別名を持つビタミンB群や亜鉛、マンガンなどのミネラルです。ビタミンB群にはビタミンB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、B6、B12、葉酸、ビオチンがあり、互いに関係し合って働くためビタミンB群と呼ばれます。これらはナッツ類に含まれる栄養素です。(※3)」

ナッツ自体が低糖質ということに加え、糖質を代謝してエネルギーに変える働きを助けるビタミン類が含まれている点もダイエットに取り入れる食品として魅力的ですね!

ダイエットに特におすすめのナッツ

クルミ



クルミは体に必要な必須脂肪酸の一つ、
『オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)』をナッツ類の中で最も多く含み、
悪玉コレステロールと中性脂肪を下げることで血流を良くする効果があると言われています。
※厚生労働省が定めるオメガ3脂肪酸の1日摂取目安量は約2.0gで、クルミ約10粒に相当します。
クルミが身体にいい理由とは?クルミの栄養と1日の摂取目安量をご紹介します


 


アーモンド



ダイエット中は、朝・昼・夜 それぞれの食事前に数粒程度のアーモンドを食べるのがおすすめ。
アーモンドに含まれる不溶性食物繊維が胃の中で膨らんで満腹感が得られるため、食べ過ぎを防ぐダイエット効果が期待できます。
※1日摂取目安量は23粒
アーモンドは美容にも健康にも効果バツグン!おすすめの食べ方や1日の目安量とは?


 
 


また、以前の記事ではファスティングとナッツについても書いているので是非チェックしてみて下さいね♪
「今話題「プチ断食」にナッツがオススメの理由とは!?」

 
 
 

本格的な夏まであと約1か月!
ぜひダイエットのお供にナッツを積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか!?

 

出典:
工藤孝文『驚くべき健康・美容パワーのスーパーフード! ナッツをうまく食べれば100歳まで長生きせきる!』 河出書房新社
引用元:※1 53ページ、※2 75ページ、※3 76・77ページ