ナッツで食欲をコントロールする方法

2025.07.30

こんにちは。内科医の工藤孝文です。
今回は、食欲を自然にコントロールする方法として、「ナッツ」の活用をご紹介します。


■ナッツの食欲抑制効果


ナッツは食物繊維や不飽和脂肪酸を豊富に含み、胃の中で膨らみ満腹感を持続させます。また、咀嚼に時間がかかるため食べる速度がゆっくりになり、満腹中枢が刺激されやすくなります。
さらに、ナッツに含まれるオレイン酸やα-リノレン酸などの不飽和脂肪酸は、体内でのエネルギー消費を促進し、体脂肪の蓄積を抑える働きがあります。

■ ナッツの選び方と摂取量



ナッツの種類としては、アーモンド、くるみ、カシューナッツなどがあります。これらをミックスして摂ることで、味に変化が出て飽きにくく、続けやすくなります。
1日の摂取量の目安は、合計で約25g(手のひらに軽く1杯分)
以下にそれぞれの25gの量を示しますので、好みに合わせて組み合わせてみてください。

アーモンド:約20粒 
くるみ:約7〜8粒
カシューナッツ:約10〜15粒


上記すべてを一度に食べるのではなく、トータルで25g以内におさまるように組み合わせるのがポイントです。無塩・素焼きのものを選びましょう。


■ナッツを取り入れた食事例



朝食: ヨーグルトに刻んだナッツをトッピング。
ナッツ×ヨーグルトについての記事はこちら



昼食: サラダにナッツを加えて食感をプラス。
アーモンドを使用したサラダのレシピはこちら​



間食: ナッツバーやスムージーにナッツを加えて、満腹感を持続。


これらの方法で、ナッツを日常的に取り入れることができます。
ナッツは、食欲を自然に抑えるだけでなく、健康維持にも役立つ優れた食品です。ぜひ、日々の食事に取り入れて、健康的な生活をサポートしてください。


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