いつも食べているアーモンドは「種」の部分ではありません

2020.02.17

わたしたちが普段食べているアーモンドやくるみなどのナッツは木の実のどの部分を食べているかご存知でしょうか。
ナッツは実のような見た目、種のような見た目をしているものの、実は意外な部分を食べています。


そもそも木の実とは


広辞苑によると、「木の実=木になる果実」とあります。みかんやブドウも木になるので木の実ですが、普段食べている部分が「果肉」にあたるため食品分類上(※1)では「果実類」にあたり、アーモンドやくるみは食べている部分が果肉ではないため「種実類」とされています。
「種実類」にはアーモンドやくるみの他に、銀杏やかぼちゃの種も含まれています。銀杏はイチョウの種子、かぼちゃの種も食用種子で種を食べていますがアーモンドやくるみは種の部分を食べているわけではありません。

※ 文部科学省公表の日本食品標準成分表2015(7訂)に基づくものです。


種ではなく、種の中を食べています


一般的なナッツ アーモンド、くるみ、マカデミアナッツ、これらのナッツは種子の中の「仁(じん)」といわれる部分を食べています。それぞれ詳しくご紹介します。


アーモンド


アーモンドはバラ科サクラ属にあたり、桃やアンズと同じ仲間で7~8月ごろに結実します。
アーモンドの果実は大きさ5㎝ほどの梅に似た形で、表面に薄い繊毛が生えています。果肉部分は薄いため、食用にはならずその下に現れる茶色の殻が「種子」にあたりこの種子を割るといつも食べているアーモンドが現れます。


収穫前のアーモンド

収穫前のアーモンド



くるみ


くるみは、クルミ科クルミ属の落葉広葉樹です。7月ごろから約3㎝ほどの緑色をした「仮果(かか)」をつけはじめます。仮果は日が経つと剥けはじめ、その後現れるのが茶色をした「種子(核果)」です。くるみの種子は非常に硬く、専用の殻割機でなければ割ることができません。


収穫前のくるみ



マカデミアナッツ


マカデミアナッツは、ヤマモガシ科に分類されており原産地のオーストラリアでは8~9月に花が咲きます。12月頃に緑色をした実をつけはじめると、約2cmほどになったところで自然に落下、熟すと茶色に変わって自然と割れ目が入ります。茶色部分の殻を割ると、いつも食べている乳白色のマカデミアナッツが姿をみせます。


緑色は”外皮(果皮)”、茶色は”殻皮”といいます



まとめ


ナッツは木になる果実”木の実”と総称されることが多いですが、普段わたしたちが食べている部分は「果実」ではなく種の中の「仁」にあたります。(一部のナッツのみ)
植物が育つには種子(仁)が発芽することから始まります。つまり種子(仁)には植物の他の部分に比べて栄養が豊富に含まれているため、ナッツ類は美容や健康に効果があると女性を中心に注目されています。
今度ナッツを召し上る際は、是非誰かにお話してみてはいかがでしょうか。

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