【白井さんのエッセイ】今年の夏は37℃、38℃、地域によっては・・・

2020年09月02日

今年の夏は37℃、38℃、地域によっては40℃という日本中暑すぎる毎日が続きました。梅雨の長雨で日照時間が短く、とうもろこし、ピーマン、オクラなど夏野菜の出荷の遅れが心配されたのも束の間、梅雨明けと共に猛暑日が続く中、野菜もよく頑張ってくれました。


【白井さんのエッセイ】今年の夏は37℃、38℃、地域によっては・・・

 9月を目前にしても、西日の強い光が目に痛い程。午後4時過ぎになっても容赦ない日差し。ジリジリと迫るその場から逃げ出したいほどの暑さです。
農家の方と野菜が、真夏の太陽と力一杯格闘して、収穫された野菜です。大切にいただきましょう。それゆえに、すべてがそうという訳ではありませんが、やっぱり表面が分厚くてかたいものが多くなっています。見るからにちょっとかたそうなピーマン、オクラなどは、金網やフライパンで表面に軽く焼き目をつけた後、ラップをして電子レンジ600Wに2分かけると、いい感じに柔らかくなります。だしに薄口しょうゆ・塩を入れ、だし浸しにして。塩分がたりなければ、小鉢に入れてちりめんじゃこを上からふっても。牛、鶏、豚肉の焼いたものの横に添えたり・・・と、簡単で色々使えるうれしいだし浸し。ピーマンのビタミンCは加熱しても壊れにくいので、豚肉やナッツ、きのこなどと炒めたりして、どんどん使いたいですね。
万願寺、甘長ピーマンなど、長めの辛くない唐辛子も増えてきました。これも同じ手順でだし浸しにすると、柔らかくなり種も気になりません。食べよく切って浸けておくと便利です。ねばりのあるオクラは、細かく小口から切ってだしに浸けておくと一層粘りが出ます。同じようなサイズに切ったきゅうりやみょうがと合わせて、山形の「だし」のように、ご飯にかけたり、そばにかけて楽しんで。
笑顔で秋を迎えるために、まだまだおいしい夏野菜をたっぷり食べて元気に過ごしましょう。


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