くるみに似ているナッツ「ピーカンナッツ」をご存知ですか?
ピカンの話 2021.08.24
”ピーカンナッツってどんなナッツ?”
”くるみに似ているけどおいしいの?” ・・・
日本では馴染みが薄いナッツですが、
アメリカでは古くから伝統菓子に使われ、
ピーナッツと並ぶほど人気の高いナッツといわれています。
今回は、日本人で知っている人は少ない?!ピーカンナッツを詳しくご紹介します♪
ピーカンナッツってどんなナッツ?
日本ではあまり馴染みがないピーカンナッツは
アメリカ合衆国が原産国であり、
今もなおアメリカ特産のナッツとして栽培されています。
「ピカンナッツ」や「ペカンナッツ」とも呼ばれ、良質な油を豊富に含むことから別名「バターの木」と呼ばれることもあります。
ピーカンナッツはどんな木になっている?
ピーカンナッツはクルミ科カリア属の落葉高木で、
高さは40~50m、直径2mにもなる大木に
楕円形の実をつけています。
木の寿命は長く、30年経ったものでも1本の木から約70㎏ものピーカンナッツが収穫でき、
中には100年を超える木もあるそうです。
ピーカンナッツ生産量の
約8割はアメリカ合衆国ですが、
メキシコや中国、インド、イスラエル、オーストラリアなどでも栽培されるようになりました。
剥き実は、くるみに似ていますが、
殻は滑らかで光沢がありくるみ程硬くはありません。
原産国であるアメリカ合衆国ではその昔、
油の原料として利用されていたといわれています。
ピーカンナッツはどんな味がするの?
ナッツの中では比較的やらかく、
”サクッ”とした食感です。
くるみのような独特な渋味は少なく、
ほんのり甘みとコクがあるため、最近は素焼きにしただけのものも人気があります。
ピーカンナッツの食べ方とは?
スイーツとして
おすすめの食べ方は、ピーカンナッツとキャラメル状のフィリングがぎっしりと詰まった
「ピーカンナッツパイ」です。
アメリカンスイーツの代表ともいわれ、
濃厚な味わいがやみつきになります。
ピーカンナッツはオーブン等で加熱しても風味を損なわないことから、マフィンやブラウニーなど
幅広い用途で使われ”万能果実”ともいわれています。
サラダのトッピングとしても
原産国のアメリカでは、スイーツだけでなく、
サラダのトッピングや煮込み料理のとろみ付けとしても利用されているそうです。
サッパリとしたナッツなので、色んな料理にトッピングしてみましょう。
ピーカンナッツの栄養素は?
ピーカンナッツは、良質な油『不飽和脂肪酸』、強い抗酸化作用をもった『ビタミンE』を含んでいます。
他にも、新陳代謝に欠かせない『亜鉛』、
便秘改善効果されている『不溶性食物繊維』など、健康維持に欠かせない
栄養素を含んだ優秀な食べ物です。
1日に食べるピーカンナッツの量は、片手いっぱいの約14粒(約150kcal)を目安に食べてみましょう。
まとめ
日本ではまだ馴染みがないピーカンナッツですが、
アメリカでは常食として愛されているナッツの一つです。
見た目はくるみに似ていますが、渋味が少なくまろやかな味でそのまま食べても美味しく、
様々なスイーツや料理のトッピングするなど幅広くお召し上がりいただけます。
是非、くるみとの食べ比べもしてみてくださいね♪
※くるみはアレルギー特定原材料に含まれています。
※アレルギー体質の方、または何かしらアレルギーをお持ちの方は必ず医師に相談してから摂るようにしましょう。
※今回示す量はあくまでも目安として参考にし、何らかの持病をお持ちの方は医師の指示に従ってください。
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