【2023年は無病息災!】生活習慣を見直して健康な一年を!

2023.01.23

年始の行事と言えば初詣。コロナ禍で混雑を避けるため、2022年12月~2023年2月の間で「分散参拝」が呼びかけられているので、ゆっくりとこれから初詣に行かれる方もいらっしゃると思います。
初詣では、まず神様に1年間の報告やお礼を伝えてから、新たな願い事と祈りを捧げます。コロナ禍で健康意識が高まる今、その願い事として自身や家族、大切な人の健康を祈る方も多いですよね。ついつい食べすぎ、運動不足になってしまいがちな冬ですが、初詣をきっかけに、生活習慣の見直しやダイエットを決意する方も多いのではないでしょうか。

何事も最初が肝心!2023年を迎え心機一転、健康に対する決意を新たにスタートしませんか?
今回も東洋医学・漢方に精通する工藤内科院長・工藤孝文先生に「健康」についてのアドバイスをいただきました。



 


健康ってずばり何?



「健康」という定義は人それぞれによって違ってきますよね。東洋医学に精通する工藤先生の観点から「健康」についてお伺いしました。

"何をもって「健康」と言えるのか…これは正直難しいのですが、一般的に西洋医学では検査で異常値がなければ健康、東洋医学の場合は検査で異常がなくても症状があれば不健康と言われています。検査をして問題がなかったけど不調を訴えている方に対して、「気のせいだよ」ではなく、僕は漢方薬の処方やカウンセリングをして治療することを大切にしています。結論、僕が思う「健康」は「心身一如」の状態(身心ともに充実していること)です。そして体の異常にいち早く気づくためにはお腹周りを気にしてみてください。お腹周りにお肉がつき昔履いていたズボンが入らないというのは内臓脂肪が増えている証拠です。内臓脂肪自体から血圧を上げるホルモンなどがたくさん出るので、お腹周りのお肉がついてきたときは危ない状態だと思ってください。30代後半くらいから40代前半にかけて太りだす方が多いですが、採血すると脂肪肝があったり糖尿病だったりとか。高血圧コレステロールが必ず引っ掛かります。30代以上であれば年に1回は検診してもらった方がよいかと思います。"


 


生活改善、まず何から始めるべき?



生活習慣を見直したけど具体的に何をしたらいいの?何から始めればいいの?と疑問に思っている方も多いと思います。生活習慣を整えるポイントと明日からでもできることなどを聞きました。
"一番大事なのは「生活のリズムを整えること」です。おすすめは、まず朝起きたら日光を浴びて牛乳を飲む。牛乳を飲むことでストレスに対して効能のある脳内物質「セロトニン」が増えて、脳が目覚めます。昼間は働いたり家事をして体と頭を使い、夜は家族団らんでご飯を食べる。朝飲んだ牛乳でとったセロトニンが16時間後にはメラトニンに変わり、いい感じ眠りに入ることができるんです。規則正しい生活が習慣化すると自然とホルモンの流れもよくなり、食事・運動・家族関係・ストレス・メンタル面もうまくいくようになります。よく皆さんが一番に実行しがちな食事制限はやはり続けるのが難しい。きちんと睡眠をとらないとグレリンというホルモンが出たり、筋トレをしても筋肉は増えなかったり…。生活リズムを整えることで不思議と、いい時間にお腹がすいたりお菓子を食べなかったりするんです。食事や運動を意識する前に、まずは「生活のリズムを整えること」です。"


 


ナッツをうまく食べる!



ナッツを常食として普段の食生活に取り入れることも◎
"ナッツは血糖・血圧のコントロールや脂肪代謝の改善に役立ち、血管性の疾患を予防することが期待できるスーパーフード。あれこれ無理をしても続きませんが、アーモンドやクルミ、カシューナッツなどのナッツ類を食べることであれば、きっとおいしく、楽しく、飽きずに続けられるはずです。1日当たりの間食を約150kcalとした場合、アーモンドは23粒、カシューナッツは16粒、マカデミアナッツは13粒など、素焼き・食塩無添加のナッツを適量食べることがおすすめです。いつも食べているスナック菓子などをナッツに置き換えれば簡単に美容や健康に欠かせない栄養素、そして食事で摂りきれない栄養素を補える絶好のチャンスです。"


 


 


今年こそ、健康チャレンジ!脱メタボ!
心新たにスタートする新年こそ、生活習慣を変えるチャンスです。
まずは、基本的な生活のリズムを整えるところからはじめて、食事制限やウォーキングといった適度な運動を行うなど徐々に改善していきましょう。あくまで無理なく楽しみながら継続することを意識して、自身の健康的な体をつくりを目指したいですね。


 


 


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