寒い冬もぐっすり眠りたい!冬の睡眠術!ナッツの成分も睡眠に効果的!?

2023.02.01

冬は、寒くてなかなか寝つけない、寒くて目が覚めてしまうなど、寒さが原因で睡眠の質が下がると感じる方も多いと思います。睡眠の質が低下すると翌日だけではなく、日々の生活での体調などにも影響してきますよね。

今回は、寒い冬で睡眠の質を上げる方法やナッツと睡眠の意外な関係性などについて「睡眠が変われば人生が変わる!」と話す工藤内科院長・工藤孝文先生に快適な睡眠方法をお伺いしました!



睡眠にはゴールデンタイムが存在する!


睡眠は脳や体の疲労を取るため以外にも、色々な面でとても大切なことですよね。では、適切な睡眠時間はどのくらいなのでしょうか?工藤先生に睡眠時間についてお話を聞きました。

"睡眠時間は基本的に7時間前後が良いとされており、寝てから最初の3~4時間が睡眠のゴールデンタイム、脳が一番休まり、成長ホルモンも出る時間帯とされています。そのあと、朝に向かってゆっくりと副腎皮質からホルモンが出て気持ち良く朝を迎える。その綺麗なホルモンバランスを保つのに6~7時間かかるということなんです。なので寝すぎても短すぎてもいけません。ただ、70代など年齢を重ねるごとに自律神経が乱れていくので睡眠時間は自然と短くなってしまいますが、それは問題ありません。また、睡眠中は血糖や血圧は下がっているので、睡眠時間が短かったり質が悪いと高血糖・高血圧になったり、体温調整がうまくできなくて免疫力が落ちて感染症にかかりやすかったり、認知症になりやすいとされています。"


良質な睡眠をとる方法は?


睡眠時間の次は良質な睡眠方法について。時間も大事ですが質も大事ですよね!

"一番簡単なのは寝る2時間前に入浴すること。入浴で温まった体温が下がっていくときに脳が回復して、眠気が出るとされているので、寝てから3時間の睡眠の質があがります。脳を休めるのに一番良い睡眠環境は真っ暗・無音。ただ、真っ暗だと不安でリラックスできないという方は間接照明をつけたり、音楽を聞いた方が寝られるという方はリラックスできるような音楽をかけたり、自分にあったスタイルをみつけてもらえたら良いと思います。"


寒い夜でも快適に眠るために工夫も!


あったか寝具を揃えよう



寒い冬場でもぐっすり眠るには、身体の末端を温めつつ放熱を促すのが効果的とされています。毛布や羽毛布団など暖かい寝具を使うのはもちろん、ひんやりしない起毛素材の布団カバーを敷くなど下側を暖かくするのもポイントです。掛け布団は羽毛布団の上に毛布をかけるほうが保温効果を発揮するので、かける順番にも気を付けて。そのほか湯たんぽや電気毛布などを取り入れるのも◎


部屋の湿度



寒すぎず、暑すぎずで部屋の温度も重要ですが、湿度も大事なポイント。冬は湿度が下がってしまうので、加湿器や濡れたタオルを干すなど湿度を40%以上に保つと良いそうです。お肌や喉の乾燥を防ぐことにもつながりますよ!


「クルミ」が良質な睡眠の手助けに!?


実はクルミは良質な睡眠にも効果が期待できるということをご存じでしょうか?! クルミは"睡眠促進ホルモン"である「メラトニン」の分泌に関わっており、メラトニンの血中濃度を上げると考えられています。メラトニンが増えて心身がリラックス状態になることで、自然な睡眠をとることができると言われています。


 


 


いかがでしたか?睡眠の質について満足していないという方はぜひこちらを参考に改善してみてください。温度調節や快眠アイテムなど睡眠環境を整え、寒い冬もぐっすり寝て元気に過ごしましょう!


 


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