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ナッツは突然やってくるツラい”偏頭痛”の予防効果が期待されている栄養素を含んでいます
栄養士だより 2020.07.03
男女・年齢を問わず、繰り返し突然やってくる”偏頭痛”は日本人の4人に1人がもっているといわれています。
今回はつらい偏頭痛を軽減、また予防効果が期待されている栄養素を含むナッツをご紹介。
小腹が空いたときに食べる、など毎日の食生活に上手く取り入れてみてくださいね。
偏頭痛とは

偏頭痛が起きる詳しいメカニズムは解明されていませんが、主に脳の血管が拡張して血管周りの神経が炎症が起こり、その刺激が脳に伝わり「痛み」となるといわれています。
偏頭痛の治癒には薬物療法が第一ですが、実は偏頭痛を軽減・予防効果が期待されている栄養素がいくつかあります。
では一体どんな栄養素がナッツに含まれているのでしょうか。
偏頭痛を軽減する・予防効果が期待できるナッツとは?
アーモンド

アーモンドは血管の収縮と拡張を抑えてリラックスさせ、炎症作用を鎮める効果をもつ「マグネシウム」を含んだナッツ。
マグネシウムは体内で比較的多く存在する「主要ミネラル」の一つですが、現状私たちが十分に摂取できていない栄養素でもあります。
また、アーモンド以外に玄米、大豆製品、魚介類など和食に馴染みのあるものに多く含まれています。
普段の食生活で和食が少ない方は間食にアーモンドを食べてマグネシウムを積極的に取りましょう。
カシューナッツ

カシューナッツはアーモンドと同様のマグネシウムを含むだけなく、脳の血管や神経を正常に維持する働きがある「ビタミンB群」を含んだナッツです。
このビタミンB群は、糖質・脂質・タンパク質の代謝に必要なビタミンで体の中に貯めておくことができません。
不足しないよう日ごろから意識して摂取するようにしましょう。
くるみ

アーモンド、カシューナッツに加えくるみもマグネシウムを含んだナッツです。
さらに睡眠促進ホルモン”メラトニン”の分泌を活性させる「オメガ3脂肪酸」をナッツの中で最も多く含んでいます。
ストレスや寝不足が原因ともいわれる偏頭痛対策のために、くるみを食べてみてはいかがでしょうか。
まとめ
偏頭痛の治癒には薬物療法が優先となりますが、ナッツに含まれる一部の栄養素には偏頭痛を予防できる可能性があります。
ご紹介したナッツをまずはお好きなものからでよいので日々の食生活に取り入れていきましょう♪
※頭痛はいくつかタイプがあり今回はあくまでも「偏頭痛」のみに限ったものです。ご自身の頭痛タイプを必ず医師に相談してから取るようにしましょう。
※一部のナッツはアレルギー特定原材料等に含まれています。アレルギー体質の方、または何かしらアレルギーをお持ちの方は必ず医師に相談してから摂るようにしましょう。
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