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【5月17日は「世界高血圧デー」】ナッツと血圧の関係性とは?
きれいとナッツと暮らしのこと 2025.05.12
桜の季節も過ぎ、木々の葉が青々と茂るさわやかな季節になりました。
いろんな場所へお出かけする予定がある方も多いのではないでしょうか?そんな時こそ健康に気を使って元気に過ごしたいですよね。
そんな春に気を付けたいのが「高血圧」。
「高血圧に注意しないといけないのは冬じゃないの?」と感じる方も多いと思いますが、実は1日の中での気温差が大きくなる春も血圧が上下変動しやすい時期なんです!
また、新生活の始まりや環境の変化などによるストレスも血圧に影響を与える要因と言われています。
今回はナッツと血圧の関係性について、糖尿病内科医・東洋医学・漢方医 工藤孝文先生によるお話も交えてご紹介します。
5月17日は「世界高血圧デー」
世界的に大きな健康問題となっている高血圧ですが、実はその啓発を目的として制定された記念日があるんです。
国際高血圧学会では、アメリカ合衆国で5月が高血圧啓蒙月間であったことから、5月17日を「世界高血圧デー」に制定し、日本でも同じ日を「高血圧の日」として定めました。
高血圧は、日本人の三大死因のうちの二大疾患である脳卒中や心臓病など、生命に関わる病気を引き起こす主要な要因となっています。しかし、高血圧は「サイレント・キラー」と呼ばれるように自覚症状がほとんど無いまま進行し命を脅かします。
そのため、まずは自分の血圧へ関心を持つことが健康な生活への第一歩。この世界高血圧デーをきっかけに自身の血圧の値を把握し、健康管理を始めましょう!
血圧のコントロールをナッツがサポート?
高血圧の予防と言っても何から始めればいいか分からない・・・というあなた。
まずは簡単に取り組むことが出来る、食生活の改善がおすすめです♪
ここでは、高血圧の改善のため積極的に摂り入れたい栄養素をご紹介します。
α-リノレン酸
ナッツ類に多く含まれる不飽和脂肪酸の一種。
血管拡張作用があり、血管を健康に保ち動脈硬化を防ぐことが期待されます。
ナッツ類の中では、クルミに最も多く含まれている成分です。
カリウム
塩分を体外に放出し血圧を下げる効果があると言われている栄養素。
塩分の摂りすぎも高血圧の要因となります。なるべく食塩無添加のナッツを食べましょう!
カリウムは、ナッツ類ならピスタチオ、ドライフルーツならプルーン・いちじく・バナナチップなどに含まれています。
どちらもナッツ類に多く含まれる栄養素。
工藤先生も、ナッツ類の血圧コントロール作用に注目しています。
工藤先生「ナッツ類を食べると血圧の上昇を抑えることができるという研究結果が2012年くらいから続々と発表されています。例えばイランのある調査によると、ナッツ類を摂取すると、2型糖尿病を持たない人では収縮期血圧と拡張期血圧が下がることが分かりました。」(※1)
GABA
血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されている栄養素です。
工藤先生「もともとナッツには健康によいさまざまな成分が詰まっているのですが、発芽ナッツにするとGABAがグンと増えます。発芽アーモンドは、ローストされたものに比べさっぱりとした味わいです。」(※1)
★当社では、日本で初めてアーモンド由来のGABAで機能性表示食品を取得した「機能性 mininal 発芽アーモンド」を発売しています。
暮らしにナッツを上手にプラス!
健康のため毎日食べるナッツは、食塩無添加タイプがおすすめです。
高血圧の原因になり得る塩分の摂りすぎを防ぐことが出来ますし、お料理へ取り入れたり食べ方のアレンジの幅も広がります。
高血圧対策に効果が期待できるナッツ。1日あたりの目安量を知り、ぜひ普段の生活に取り入れてみてください♪
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※1:工藤孝文『驚くべき健康・美容パワーのスーパーフード! ナッツをうまく食べれば100歳まで長生きできる!』 河出書房新社、2020年11月30日発行
