女性の内臓脂肪を減らす!~ナッツで始めるやさしい脂肪対策~

2025.11.19




——そんな女性の声をよく耳にします。



こんにちは、内科医の工藤孝文です。

特に40代以降の女性から増えてくるのが「内臓脂肪の悩み」。見た目の問題だけでなく、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病とも関わるため、放っておくのは不安ですよね。毎日の食事をほんの少し見直すだけでも、内臓脂肪はきちんと落とせます。

今回は、意外な“ダイエット味方食材”である「ナッツ」の活用法についてご紹介します。




なぜ女性は内臓脂肪が増えやすくなるのか?


女性は本来、皮下脂肪が多く内臓脂肪はつきにくい体質ですが、40代以降になると状況が変わります


【内臓脂肪が増える主な要因】


女性ホルモン(エストロゲン)の減少 
→  脂肪の代謝が落ち、内臓脂肪がつきやすくなる


筋肉量の減少 
→  基礎代謝が低下し、脂肪が燃えにくくなる


食事の乱れや間食の増加
→  ストレスによる“つい食べ”も影響


ナッツは「脂肪を落とす脂肪」


ナッツに含まれる脂質の多くは良質な不飽和脂肪酸。
この脂肪は、内臓脂肪を落とす“脂肪燃焼スイッチ”として働きます。



ナッツを活用した内臓脂肪対策のコツ

ナッツを取り入れる際には、「選び方」と「食べ方」が大切です。

✅ 選び方
無塩・無添加の素焼きナッツ
成分を把握しやすい単品ナッツがおすすめ(アーモンド・くるみ・ピスタチオ・ヘーゼルナッツ)

✅ 食べ方の工夫
朝食や昼食の前後に10粒前後
 → 血糖値の急上昇を防ぎ、食べすぎ予防に
間食として1日20〜25g(約ひとつかみ)
 → よく噛むことで満腹中枢を刺激


よくある質問Q&A







ナッツ×運動×睡眠=内臓脂肪ケアのゴールデントリオ


ナッツは単独でも効果がありますが、軽い筋トレ・ウォーキング・良質な睡眠と組み合わせることで、より効率的に内臓脂肪を減らすことができます。

朝にナッツ+10分の散歩。
夜のリラックスタイムにハーブティーを取り入れて睡眠の質を高める。
こうした小さな習慣が、体質を変える第一歩になります。


まとめ:ナッツで内臓脂肪を“整えて落とす”


①ナッツは“良質な脂肪”で脂肪燃焼を助ける

②糖質の多い間食の代わりにナッツを活用

③食べ過ぎに注意しながら、毎日の習慣に



ナッツは、体の内側から整える“自然のダイエットサポーター”。
我慢ではなく、「選び方」で変えていく。それが女性の新しい脂肪対策です。




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