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腹八分目とナッツ
ナッツ雑学 2025.08.20
こんにちは。内科医の工藤孝文です。
今日は、私が日頃から患者さんにおすすめしている食習慣「腹八分目にナッツ」についてお話しします。
腹八分目が難しいあなたにこそ、ナッツ!

「腹八分目に医者いらず」ということわざが昔からありますよね。
「満腹になるまで食べずに、腹八分目(お腹がいっぱいになる手前)で食事を終えるようにすれば、健康で病気にならない」という意味です。
でも、日ごろからお腹いっぱい食べる習慣がある人には難しく感じるものです。
「もうちょっとだけ何か食べたい。」
「お腹は満たされたけど、物足りない。」——そんな時に、ぴったりの“仕上げアイテム”がナッツなんです。
なぜナッツが腹八分目に向いているのか?

① 噛む回数が多い → 満足感がアップ
ナッツはしっかり噛まないと飲み込めません。
噛むことで「満腹中枢」が刺激され、脳が“満足”を感じやすくなります。
② 少量で満腹感 → ダラダラ食べ防止
脂質・たんぱく質・食物繊維がバランスよく含まれており、たった10粒前後でも十分な満足感があります。
③ 血糖値が上がりにくい → 脂肪になりにくい
GI値(血糖値の上がりやすさ)が低いので、食後の急な眠気や脂肪蓄積を防ぐ効果も。
工藤式「腹八分目にナッツ」ルール

おすすめのナッツとその効果

「満腹を目指さない食事」が痩せ体質をつくる
“ちょっと物足りない”くらいが、実は体にとってベストな状態。
そこにナッツという“最後のひとくち”が加わることで、「満腹ではないけれど満足感はある」という理想の着地点がつくれます。
私自身も、食後にナッツを3粒食べるのを習慣にしています。
ナッツは『自然のサプリメント』。うまく取り入れて、腹八分目の習慣を始めてみてくださいね。
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